ワールドカップ日本代表対ブラジル戦!
日本のサッカーワールドカップドイツ大会がこれで終わった。ジーコ監督の集大成といわれた日本の3試合は、改めて世界との差を浮き彫りにした。
世界との差・・・
日本のすべてのスポーツ現場で、この差が埋められていない。あたりまえだが、日本人がその差を埋めるべく努力している時も、他の国の選手達は、さらなる努力をしているということだろう。
先日の記事にも書いたが、世界に認められているサッカー選手が非常に少ないこの日本の現状で、なぜ、日本国民は、こんなに過剰な期待をするのだろうか。
フットボールというスポーツは、何が起こるかわからない。
それは知っている。しかし、島国日本の枠内で語られる事が、世界で本当に通用するのか、常に疑いを持つべきではないのか?
日本代表でただ一人、その危機感を持っていたのはやはり中田英寿だったのだ。
ブラジルとの試合後、ピッチに倒れこんでいる彼に声をかけたのは、くしくも、と言うより、やはり、戦友ロベルト・カルロス(アドリアーノの間違いです)だった。
中田は何を思ったのか。そんなことは、聞かなくてもわかる。ただただ悔しいはずだ。今日勝つために、リーグと代表とを掛け持ちしてきたのだから。プロ選手にとって、負ける事は否定だ。自分を否定されているのだ。
中田と親交の深い作家、村上龍氏のコメントが、ワールドカップ前の記事にのったことがあった。『最後かもしれないから、思い切ってやってくるよ』中田がめずらしくそんなことをいった。そうかいてあった。
集大成。このドイツワールドカップにおいて、中田はその言葉の意味を体現することがすべてだったのかもしれない。
しかし、フットボールは、一人でやるものではない。最終的には、強い気持ちを持つことを前提に、11人全員が高い技術を持つチームが、生き残るのではないだろうか。
チェコを知っていると思うが、ネドベドを有してさえも、フットボールにおいて、一人の力だけでは生き残れないのだ。
試合後、サッカー協会の川渕氏が、『個の強化しかない』そんなようなことを言っていた。4年前、赤鬼トルシエが去るまえに言っていた事だ。しかし、川渕氏がそんな事を言っても出来ることなどない。
個を強化するには、それ以上に強い個が必要だ。そして、個の連携だ。しかし、それには、リスペクトというリエゾンが必要なのだ。
現在の日本代表内で、中田はリスペクトされていたのだろうか。村上氏はこんなことも言っていた。『日本代表の結果は、中田の思考の浸透度にかかっている』と・・・
いちばん危機感を持っている人間の思考を、リスペクトできないサッカー日本代表は、日本を象徴している。
ドイツワールドカップの事は、これで最後にするが、試合終了後、インタビュアーの質の低さは、驚きを隠せなかった。
まずもって質問の意図が分からない。敗戦後にいえることは、悔しいという言葉しかない。ブラジル戦を終えてどうですか?この質問は、私は愚かなインタビュアーですと宣言しているようなものだ。
中田へのインタビューの最後で、あのインタビュアーは、次の試合もがんばって下さいと言った。喧嘩を売ったのだろうか・・・
私には分からない・・・
| 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (1)


最近のコメント